三代 秀石 堀口 徹
Shūseki (III), Toru Horiguchi
1976年、東京都に生まれる。二代目秀石(須田富雄 江東区無形文化財)に江戸切子を師事した後、三代秀石を継承。堀口切子を創業し、日本の伝統工芸士(江戸切子)に認定される。これまでに江戸切子新作展最優秀賞やグッドデザイン賞をはじめ、数々の受賞歴を持つ。また、日本における展覧会のみならず、ニューヨークやパリ、ロンドンなどでも作品を発表。海外でも好評を博し、美術館や博物館に所蔵される。そのほか、有名ホテルの照明やパッケージデザインの監修等も手掛け、ジャンルを超えた幅広い活動を展開。江戸切子の魅力を広めることに尽力しつつ、近年は後進育成にも力を注いでいる。
賞歴
2016 | グッドデザイン賞受賞「六条麦茶 江戸切子デザインPETボトル」 日本パッケージングコンテスト ジャパンスター賞受賞「六条麦茶 江戸切子デザインPETボトル」 アジアスターコンテスト アジアスター賞受賞「六条麦茶 江戸切子デザインPETボトル」 |
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2013 | グッドデザイン賞受賞(「ペーパーウエイト モアレ」と「切子の指輪」の含まれる「TOKYO CRAFTS & DESIGN」) |
2011 | 第50回日本クラフト展にて入選 |
2010 | 江戸切子新作展にて最優秀賞受賞(経済産業省製造産業局長賞)「TOKYO SKY TREE 2010」 オルビスグループCSR賞 社長賞受賞 |
2009 | 江戸切子新作展にて最優秀賞受賞(経済産業省製造産業局長賞)「Inside beauty」 |
展覧会歴
2017 | 関東経済産業局・シンガポールデザイン庁 協調支援事業 「共 KYO プロジェクト」(シンガポール) |
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2016 | 外務省 「日本ブランド発信事業」(フィンランド・フランス・イギリス) 「デザイン・コード展」(六本木ヒルズ) |
2015 | 個展 「三代秀石 堀口徹 ガラス展」(日本橋髙島屋) 「Cut-Glass Accents」(ロンドン・在英国日本国大使館) |
2014 | 写真家 馬場道浩×江戸切子作家 三代秀石 「Cut×Cut」(ルアン銀座ギャラリー) 「TOKYO WANDERING CRAFT 2014 迷いと発見の物産展」(渋谷ヒカリエ 47 MUSEUM) 「GLOBAL EXHIBITION EN」(渋谷ヒカリエMercedes-Benz Fashion Week Tokyo) 「NIPPONISTA」出品(三越伊勢丹 New York Fashion Week) |
2013 | 「江戸切子若手15人展-日本の伝統工芸を継承する職人たち(伊藤忠青山アートスクエア) |
2012 | 「江戸切子 -日本のカットガラスの美と伝統-」 出品(瀬戸市美術館) 「COOL JAPAN WAO 工芸ルネサンスプロジェクト」選抜出品(New York, Paris) 「365日 Charming Everyday Things」選抜出品(Paris, 日本) 「キラメキは輝く未来をみちびいて」(POLA GINZA ウィンドウディスプレイ) |
2011 | 個展 「EXHIBITION 02 Toru Horiguchi」(和田画廊) 「江戸切子 -日本のカットガラスの美と伝統-」 出品(町田市立博物館) 石川県立伝統産業工芸館 企画展 招待出品 ART CHICAGO 出品 アートフェア京都 出品 |
2010 | グループ展・The Art Show「日本」出展(和田画廊) 個展 「EXHIBITION 01 Toru Horiguchi」(和田画廊) |
2009 | POLA MUSEUM ANNEX「Brilliant Noël」-輝きのガラス- 選抜出品 |
収蔵
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
株式会社ポーラ
町田市立博物館
ブリストル市立博物館 美術館
三澤 世奈
Senna MISAWA
1989年、群馬県に生まれる。明治大学商学部卒業。大学在学中、三代秀石 堀口徹の作品に感銘を受け、門戸を叩く。2014年、堀口切子 入社。江戸切子を継承する者となるべく、日々研鑽に努める。2019年7月より堀口切子の新ブランド「SENA MISAWA」の制作・プロデュースを担当。
坂本 優輝
Yuki SAKAMOTO
1998年、北海道に生まれる。留萌高等学校卒業。高校在学中、江戸切子に興味を持ち、堀口切子での職業体験を希望する。2017年、入社。江戸切子職人では最年少で、日々研鑽に励む。
賞歴
2024 | 江戸切子新作展 江東区議会議長賞受賞 「心祈万海」 |
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2023 | 江戸切子新作展 東京都産業労働局長賞受賞 「RINKA」 |
井戸本 咲
Saki IDOMOTO
1998年、東京都に生まれる。青山学院大学総合文化政策学部卒業。大学在学中、堀口切子の製作や想いに惹かれ、職人の門戸を叩く。2021年、入社。
奥波羅 幹典
Mikinori OKUHARA
1992年、広島県に生まれる。2017年、広島大学工学部を卒業後、手仕事への思いから、江戸切子の道に進む。ガラス素材と切子技法の魅力を引き出すべく、日々研鑽を重ねる。また、ITやデジタル技術を独学し、積極的に利活用する。
賞歴
2019 | 江戸切子新作展 グラスウェアータイムス社奨励賞 受賞 |
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皆藤ここね
Cocone KAITO
2004年、東京都に生まれる。東京都立工芸高等学校アートクラフト科卒業。高校在学中、堀口切子のものづくりに感銘を受け弟子入りを志願する。2023年入社、日々研鑽に励む。江戸切子職人最年少。